そのきっかけとしての悪夢。

今目覚めた。

床の上でごろ寝してしまったからだろうか?

不快な夢を観た。非常に不快な。

おかげでげんなりと重い身体と、やけに覚醒しきった(そのように感じている)頭の働き。

なんというか、どこか整合性に欠けた、斜めに立っているような、そんな気分。

とりあえず理想的な睡眠ではなかった。

あの夢はおそらく、夢の機能というか、記憶の整理をするためのものだったんだと思う。

しかし、今はそんなことはどうでもよくて、もともと夢の機能について語るつもりはまったくないんだけど

今はただ、記憶が鮮明なうちにどんな夢(悪夢)だったのかを記しておきたくなった。

なんの脈絡もない、読むに耐えない、夢というかたちでしか顕われないものをつらつらと書いてしまおうと思う。

悪夢(もしタイトルをつけるなら・・・「意識的な無意識の発露」とか)

scene1  オフ会によるオフ会チックな違和感

 

どうやら自分の家とおぼしき(現実の家とは全く異なる、しかし、夢では確かに自分の家だと感じた)場所でその日初めて会う人々と一緒に会話を楽しんでいた。twitterで知り合った人とオフ会のようなものを開いていたようだ。人数は6、7人といったところ。酒を飲み、それぞれ3〜5人で会話に興じていた。

そこには現実ではtwitterのアイコンしか見たことのない人がアイコンのイメージのまま存在していた。視覚的に違和感を感じさせるが、人としてはきちんと存在していて、ただアイコンのイメージ。発言はtwitter上でのキャラがけっこう反影されいた気がする。

また、一人だけ親友のTが混ざっていた。(彼は現実ではtwitterはやっていない。興味を感じていない)

出会うはずのない人と出会い、そこにいるはずのない人間がそこにいる不思議な感覚。現実とのズレが夢の中の自分に奇妙な違和感を感じさせていた。夢の中で「これは夢だ」と自覚することがあると思う。しかし、今回の悪夢はなぜかそれを感じさせなかった。違和感だけを抱いて、、、

scene2  違和感に端を発した出来事(このsceneは突然挿入されたような、後に何かに影響を与えたとも思えない光景だったが、順番では確かここに位置したと思う。)

気付くとTと殴り合いの大喧嘩をしていた。周りの人々は大して止めるそぶりは見せなかった。部屋は夜逃げの後のような、変な散らかり方をしていて、いろいろ物が壊れていて、Tが狂ったように執拗に僕を攻めてきて、周りの人は笑ってて、僕は何かのビン(かの有名なコーラのビンだっと思う)を振り上げ、Tの頭めがけて思いっきり振り下ろす。

Tの頭をカチ割った。たぶんこのカチ割ったという表現が適している、というくらいに力いっぱい。

Tの大量の血流。それでも襲ってくるT。僕はよく知った人がここまで変わってしまうのかという恐怖を感じ、それを引き起こしたのであろう自分自身にも恐怖を感じた。

僕のどんな行動が彼をそこまで変えてしまったのか、その一連の流れがわからない。知ることができない。その過去の自分と今の自分が切り離された感覚がなによりも怖かった。ここでこのsceneは入ってきたときと同じくらい突然切り取られた。

scene3  結局のところこれが始まり

ここで再びscene1と同じ光景。なにかのオフ会。アイコンの人。そして普段通りのT。

ある会話があった。アイコンの人 その1が(ちなみにアイコンの人は2人いた。他の人はぼやけていた)とあるパチンコ店の広告が気になるとか、メイドカフェに興味があるとか、、、、、、、、、、よくわからないこと、正直既に内容が消え始めている。最後までいけるのか不安だ。

結局のところパチンコ店の広告プロモーションにA○B48が起用されていて、それはtwitterUstreamが連携された、、、、、、、、、、よくわからないもの、があるらしい。それにみんな興味があって、内情を知りたい。そんなところだったはずだ。

僕は酔った勢いでそれの担当者に電話し、アポを取り、会いにいくことになった。

なぜ僕が行くことになったのか、僕は何がしたいのか、会って何をすべきなのか、まったくわからない。すぐさま出発する段取りらしい、、、、、不安を覚える

scene4  えもいわれぬ空間

気付けばもうパチンコ店にいた。店構えは小さく、パチンコ店にしては天井が低かった。薄暗く、光源はパチンコ台から漏れる光と、熱帯魚を取り扱う店のような独特青い光がほそぼそと注いでいた。ここの奥に担当者とA○B48がいるらしい。

奥へと案内される。忍者屋敷かってくらいに変なところを通っていく、物で溢れたやけに細い通路、ズレる棚、回転扉(ここの壁はやけに厚かった)、4か5か、それくらいの扉の先にその空間があった。

生理的嫌悪感を抱くような空間。4面のうち1面(入った扉の正面の壁)だけ真っ赤に塗られた壁、真ん中に部屋を横断するように張られたガラス。その奥にひな壇があり、無表情のお人形さんのようなA○B48の面々(知った顔は一人もいない。なんと言うか、A○B48というパッケージだけが存在していて、そこが重要なわけで中身は大したことではないらしい)が腰掛けている。僕はそちらへは行けない。吸ってる空気すら違うと言われているような感覚。入った瞬間に嫌気がした。

担当者(この広告の仕掛人?)もこれまた好きになれそうにない感じ。あるラジオのパーソナリティの声からイメージしていた人間像そのままの姿で登場しやがった。ギャップのかけらもない、扁平な印象。人のある要素とある要素が繋がる際に(今回は声と姿)、片方のある要素からイメージした通りの人間として出来上がった場合、ひどく気持ち悪く感じるらしい。

気付けば入ってきた扉がある壁の右側の壁には、twitterのタイムラインらしきものが投影されていた。A○B48の人々がpostしたものが反影されるらしい。「イケメンじゃない」「でも想像してたのよりはマシ」「こっち見んな」などなど、僕の印象や僕への言葉が並んでいた気がする。まあ全く良くないが、決して悪すぎることもないという印象を与えたようだ。

しかし、空間的に遮断された向こう側から、壁に投影される文字によって投げかけられるメッセージ。壁の存在は絶対らしい。僕と彼女たちでなにが違うのか。どこまで隔絶された存在なのだろうか。

たぶん僕は逃げ出した。少なからずそれを望んでいた気がする。

scene2.5  また、、、、、

再びTとの乱闘。もともとここにあったシーンなのか、2回あったシーンなのかわからない。ただ、ここでも再びTに、過去の自分に恐怖を覚えた気がする。

scene5  ある無意識による時間稼ぎ

あの担当者とどこかの道路で会話していた。期待を全く裏切らないギャップのないあの担当者。ひどく高圧的だった、もしくは自分が萎縮していた、やりとりだったと思う。なんのためにここにいるのだろう。もうわけがわからなかった。

ただ、この影のような人物とのやりとりから僕はこいつが担当している企画が気に入らなかった。反感を覚えたらしい。あの空間も気に入らない。なにもかもが気に入らない。

会話の内容はまったく覚えてない。もともとなかったのかもしれない。ただ、担当者とどこかの道路で会っただけなのかもしれない。

その男は黒いバイクで走り去っていったとさ。

scene6  最後の光景

僕は何かをtwitterにpostしたらしい。「あの空間に閉じ込められた人形たちを救う」とかわけのわからない自分の主張。それはおそらくただ気に入らない気持ちを出すのは大人げなくて、何かの主張の裏に自分の我が儘を込めたようなもの。そんな印象だった。

それがいけなかった。そんなことせずに、さっさと夢から覚めてしまうべきだった。

ある友人からのメール

「hiyokoclub(僕)のアカウントが都市化してる」

ひどく引っかかる都市化という言葉。アカウントの都市化?おそらく僕のタイムラインが知らない人、関わり合うことのない人々の流入によって溢れ帰っていた。そんなことだったんだと思う。A○B48の人にフォローされたのがきっかけらしい。そこの経緯はまったくわからない。実際のtwitterでそんなことが起こるのかも知らない。

ただ、都市化という言葉の暴力的な印象は実に的を射ていた。(上手いぞ友人)僕のpostが著名なITジャーナリストに拾われた。「彼は自分の主張の裏側の意図に気付かないと思ってる」「彼の気持ちが全面に出ている」内容は覚えてない。ただ、僕のやり口をひどく論理的で、正論で、非のうちようがなくて、そんな方法でめった切りにしていた。

僕の内面もめった切り

おそらく、、、、ものすごく単純に言えば、自分のずるさだとか、度胸のなさ、卑怯さ、未熟さ、そういった普段目を背けていた全ての自分の問題点(気付いてはいた。ただ気付かないフリをしてきた。できることなら気付きたくなかった)が一気に溢れ出て、僕を責めてくるような感覚。

そんな逃げてきた自分に対する嫌悪感、今までの体験は全部自分が自分に言えなかったことなんだと、あの気持ち悪いオフ会も、空間も、担当者もすべてが僕を責めるために用意されたものだった。

そこでは僕はなにもできない。ただ流されていくだけ

そんな風に無力感と後悔を抱いて目が覚める。


お礼

こんなとんでもない文章を最後まで読んで下さったのなら、ありがとうございます。

くしゃくしゃですいません。なんせ夢なもんで。

夢でしか起こりえないであろう自分に無意識によって、意識の部分が攻撃される。それも言語とか、視覚とか、ひとつの体験として起き上がってくるくらいに濃厚なやつ。

これはすごく気持ち悪い体験で、でも、知り合いとか、今興味あることとかがきちんと反影されてるから、すべて自分を責めるためだけに用意されたものなんだって感じた。

もちろん記憶の整理としての役割を担ってるんだろうけど、無意識な部分ってのはあきらかに自分が避けてきたことを感じ取ってるらしい。

なにもここまで攻撃的じゃなくていいのに。と思いつつも反省すべき部分ばかりみせられたのかなと感じています。

ちゃんとするから許して!おれ頑張る!と反省の色がまったくみえない感じで、再び眠りへと向かおう。

二度目の悪夢は勘弁してね。